WebLogic Server サポートパターンドメイン間の信頼関係に関する問題の調査 (Doc ID 1985201.1)

Last updated on OCTOBER 29, 2020

適用範囲:

Oracle WebLogic Server - バージョン 10.0 以降
この文書の内容はすべてのプラットフォームに適用されます。
***Checked for relevance on 29-Oct-2014***

目的

問題の説明

2 つの WebLogic Server ドメイン間で相互通信を行うと、セキュリティ例外が発生する。

注: 例外の例については本文中で紹介します。

WLS ドメイン間に信頼関係を設定する理由

2 つの WebLogic Server ドメイン間で相互通信が行われるときには、呼び出し側の ID (またはカーネル ID) が一方のドメインからもう一方のドメインへ伝えられます。サブジェクトはすでに呼び出し側のドメインで認証されているため、セカンドもう一つのドメイン (サーバ) でもう一度サブジェクトを認証する必要はありません。このような関係を構築するには、ドメイン間に信頼関係を設定する必要があります。 2 つのドメイン間に信頼関係の設定が必要な場合の例としては、EJB、JMS によりサーバ間の呼び出しを行う場合、run-as (サーブレット) や run-as-identity principal (EJB) をサーバ間で使用する場合などがあります。信頼関係の設定が必要になるのは、2 つのドメイン間の相互運用性が必要な場合です。 2 つのドメイン間でトランザクションのコンテキストを伝達する必要がない場合は、ドメイン間に信頼関係を設定する必要はありません。