FMW 11g と 12c/14c 間の動作保証と互換性 - WLS プロキシ プラグイン, OHS, OID および OAM
(Doc ID 2070404.1)
Last updated on MARCH 10, 2021
適用範囲:
Oracle WebLogic Server - バージョン 10.3 以降Oracle HTTP Server - バージョン 11.1.1.2.0 以降
Oracle Fusion Middleware - バージョン 11.1.1.2.0 以降
Oracle Access Manager - バージョン 11.1.1.5.0 以降
Oracle Internet Directory - バージョン 11.1.1.2.0 以降
この文書の内容はすべてのプラットフォームに適用されます。
詳細
このドキュメントでは、FMW 14c,12cおよび11g製品が一緒にリストされている場合のOracle WebLogic Server(WLS)およびOracle Fusion Middleware(FMW)動作保証ガイドの目的を明確にします。 主に、説明が必要な2つの混乱する領域があります。
- Oracle WebLogic Server 14c と 12c リリースには、Oracle HTTP Server(OHS)、Oracle Internet Directory(OID)、Oracle Access Manager(OAM)などの以前の製品の動作保証が含まれています。
- Oracle WebLogic Server プロキシ プラグイン 動作保証はWebサーバとプラットフォームを含みますが、FMWバージョン間の直接の動作保証はないかもしれません。プロキシとしてそれら製品の主目的やサービスを考慮して、一部は交換可能な方法としてサポートされています。
アクション
動作保証の確認
動作保証の意図を理解するために、動作保証ガイドのどの部分を確認するか(例 11.1.1, 11.1.2, 12.1.3, 12.2.1.4, 14.1.1 またはより新しいバージョン)に注意してください。もし、二つのリリースを同時に利用する場合は、内容が異なる(相互に一致しない)場合があるので、両方のリリースについてチェックを行ってください。新しい動作保証は古いバージョンを考慮していますが、過去のテストや過去に記述された動作保証は新しいバージョンを考慮していないことに注意してください。サポートされるユースケースを理解する手助けになります。以下は、個々の動作保証マトリックスの場所になります。
Oracle Fusion Middleware 動作保証ハブ
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
- 動作保証情報は My Oracle Support https://support.oracle.com の 動作保証タブ でも確認できます。
たとえば、WLS または FMW 12c の動作保証をみる場合、OHS, OID や OAM 11g (11.1.1 および、または 11.1.2) が WLS 12c で動作保証されているかどうかを確認しないことがあります。しかし、FMW 11g の動作保証を確認することが重要です。11g 製品とサポートされた 12c リリースでは、11g がリストされていないことがあります。したがって、WLS 12c の 11g 製品との動作保証やその逆もまた同じです。
動作保証確認のキー・ポイント
動作保証されている特定のケースと、デザインによって互換性があると思われる特定のケースがありますので特に注意が必要です。
- 例えば、新しいリリースの WLS を単独で利用する場合、デプロイされたカスタム・アプリケーションは OHS, OID や OAM を利用することがあります。つまり、mod_wl_ohs、LDAP接続、シングルサインオン認証によるHTTPプロキシサービスは、動作保証ガイドに記載されているOHS、OID、OAMのバージョンでサポートされます。
- 古い FMW 製品は、新しいリリースの WLS と一緒にインストールした場合はサポートされませんが、意図した目的で一緒に使用するとサポートされる場合があります。 FMW 11g製品は、既存のWLS 10.3.6を搭載した Middleware Homeにインストールする必要があります。全ての12c製品は、同じ或いは別個のORACLE HOMEにインストールできます。WLS14.1.1とは他のリリースの製品とインストールできませんが、リモートになら一緒に使用できるかもしれません。
繰り返しになりますが - FMW11g と WLS 12c および 14c の組み合わせは、"一緒にインストール" された場合は、動作保証されません。しかし、それらが提供するサービスのために、"一緒に利用する" ことは動作保証されます。OID は LDAP プロバイダとして、OAM は シングル・サイン・オン・サービスのために、OHS は プロキシ HTTP サーバとして利用されます。11g 製品 は WLS 10.3.6 と一緒にインストールし、12c 製品は、同じバージョンの WLS と一緒にインストールしてください。WLS14.1.1は自分のORACLE HOMEにインストールしてください。
相互運用性と互換性
FMW 12.1.x の相互運用性と互換性ガイドは、意図を明確にするための詳細情報をそれぞれのリリースについて提供します。(12.2.1.3)
相互運用性および互換性の理解
WebLogic Server Compatibility (WLS 14.1.1 standalone)
https://docs.oracle.com/en/middleware/fusion-middleware/12.2.1.4/intop/index.html (12.2.1.4)
https://docs.oracle.com/en/middleware/fusion-middleware/12.2.1.3/intop/toc.htm (12.2.1.3)
https://docs.oracle.com/cd/E84527_01/lcm/INTOP/toc.htm (12.2.1.2)
https://docs.oracle.com/cd/E80149_01/lcm/INTOP/toc.htm (12.2.1.1)
http://docs.oracle.com/cd/E72987_01/core/INTOP/toc.htm (12.2.1.0)
http://docs.oracle.com/cd/E57014_01/core/INTOP/toc.htm (12.1.3)
http://docs.oracle.com/cd/E50629_01/core/INTOP/toc.htm (12.1.2)
スタンドアロンのWLS14.1.1を除く、FMW製品間は以下の章を参照してください。
2.2 Oracle WebLogic ServerおよびOracle Coherenceの以前のリリースとの互換性
2.3 Oracle Fusion Middleware Infrastructureの以前のリリースとの互換性
2.4 Oracle HTTP Serverの相互運用性および互換性
2.6 Oracle Identity Management製品との相互運用性
Oracle WebLogic Server Proxy プラグイン
Oracle WebLogic Server Proxy プラグイン は Apache HTTP サーバ、Oracle iPlanet Web Serverや Microsoft Internet Information Server (IIS) のようなサード・パーティーの Web サーバの特定のリストと動作する proxy プラグイン モジュール のことです。WebLogic Server とは別にダウンロード可能です。WebLogic Server のフロントエンドであるこれらのサード・パーティの Web Server と一緒にOracle WebLogic Server Proxy プラグインを利用することができます。 Oracle HTTP Server は製品の一部として、この Proxy プラグインをバンドルしており、'mod_wl_ohs' モジュールとして参照します。
Oracle Fusion Middleware 製品を利用する場合は、動作保証と互換性ガイドを参照してリリース間の動作保証をチェックしてください。Oracle WebLogic Server Proxy プラグインは、Oracle WebLogic Server のバージョンについて、過去との互換性があるように設計されていますが、すべての Oracle Fusion Middleware の"上位スタック" 製品とすべてのシナリオについて検証されたわけではありません。その他の Oracle Fusion Middleware 製品を利用する場合、ドキュメントで許可されたアプリケーションを使う場合に、最新の WLS プラグインを利用する必要があります。Oracle HTTP Server (OHS) では、mod_wl_ohs が WLS Proxyプラグインとして含まれています。 OHS が Oracle Fusion Middleware 製品と一緒にインストールされる場合、インストールされたアプリケーションとテストされているということが期待されています。 サードパーティの Webサーバ (IIS, Apache, iPlanet) では、プラットフォームの動作保証や置き換えを行う前に考慮すべき事項があります。
さらに進んだトポロジは、FMW 製品が混在して WLSにデプロイされ、しばしばWLSのインストールと分離され、すべてのアプリケーションにアクセスするために、単一のエントリポイントプロキシが必要となります。このような進んだトポロジで何がサポートされるかの結論を得るには、動作保証の確認が困難になることがあります。
選択した組み合わせで動作保証と互換性のガイドを確認した後、以下はリリース間の使用を検討する際にサポートされているものを要約しています。
- WebLogic Web サーバ プラグイン 12c は64-bit Webサーバのみをサポートし、フロントエンドとして、WebLogic Server 10.3.x と 12c がサーティファイされています。(エラー修正とPremierサポートの期間によって、12c がリリースされた際、10.3.6 より前のバージョンは記載がなくなりました。) もし、プラットフォームの動作保証が許可していれば、混在環境では、最新の12c プラグインを使ってください。
- WebLogic Web Server Plug-in 11g (1.1) は WebLogic Server 10.3.x と 12c をサポートします。(エラー修正とPremierサポートの期間に従います) もし、プラットフォームやその他の製品の動作保証に記載がない場合、混在環境では11g プラグインの最新を利用できます。
- WLS 10.3.x と 12c が存在するトポロジについて、全体的には、WLS プラグイン 12c を利用することを推奨します。 もし、サードパーティの Webサーバが、最新の WLS プラグイン 12c を動作保証していない場合は、WLS プラグイン 11g (1.1) の最新がサポートされます(エラー修正とサポートの期間に従います)。
- 最新のWLSプロキシプラグインのダウンロードは https://www.oracle.com/middleware/technologies/webtier-downloads.html#server3 にて可能です。
他の状況についてのNoteは下記の文書を参照ください:
- 10g (1.0) = サードパーティ Webサーバ向けの古いプラグインのみ、サードパーティ Webサーバ向けに WLS 10.3.4 までにインストールされたもののみ。詳細は <Note 2238630.1> を参照してください。
- 11g (1.1) = OHS/mod_wl_ohs またはサードパーティ Webサーバ向けの 11.1.1.x。OHS/mod_wl_ohsについては、 <Note 1316142.1> を、サードパーティ Webサーバについては <Note 2238630.1> を参照してください。
- Oracle HTTP Server については、もし、WLS とともに(同じ MW_HOME に)インストールされている場合、11.1.1.n/10.3.x または 12.x.x/12.x.x の組み合わせがサーティファイされます。通常の 動作保証マトリクス によると、この動作保証テーブルは WLS サーバのプロキシとして純粋に利用される場合の OHS 単独のインストールに適用されるものです。
- プラグイン バージョンはより新しいアップデートがダウンロードできるよう提供されており、最新のダウンロードのみが、ある状況でメンテナンスされます。
- もし、その他の FMW や デプロイされる Oracle製品を含む場合は、FMW/WLS間で、11.1.1.x, 11.1.2.x または 12c との動作保証を維持する必要があります。
- 複数バージョンの混在をサポートしていますが、他の側によっては、いくつかの機能が使用できなくなります。
- 混在環境の古いWLS Pluginのいかなる使用において、長い期間の使用を意図しておらず、アプリケーションに依存して非互換性の問題が発生する可能性があります。
1.0 から 1.1, 10g から 11g の変遷、および、12c に関する詳細は、以下を参照してください。
<Note 2238630.1> WebLogic Server Proxy Plug-In サポート
Oracle WebLogic Server 互換性情報
wlfullclient.jar のようなクライアントの互換性情報をチェックする場合は、以下のドキュメントで、以前のリリースとの重要なポイントに添って、追加情報を提供しています。
WebLogic Server Compatibility (WLS 14.1.1 standalone)
Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server 12c (12c) の理解
15 WebLogic Serverの互換性
https://docs.oracle.com/en/middleware/fusion-middleware/weblogic-server/12.2.1.4/intro/compatibility.html#GUID-A8ABF11F-230E-4959-9B91-8AE1E7E43750 (12.2.1.4)
https://docs.oracle.com/cd/E92951_01/wls/INTRO/compatibility.htm#INTRO112 (12.2.1.3)
https://docs.oracle.com/cd/E84527_01/wls/INTRO/compatibility.htm#INTRO112 (12.2.1.2)
https://docs.oracle.com/cd/E80149_01/wls/INTRO/compatibility.htm#INTRO112 (12.2.1.1)
http://docs.oracle.com/cd/E72987_01/wls/INTRO/compatibility.htm (12.2.1.0)
http://docs.oracle.com/cd/E57014_01/wls/INTRO/compatibility.htm (12.1.3)
http://docs.oracle.com/cd/E50629_01/wls/INTRO/compatibility.htm (12.1.2)
コンタクト
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本書の内容
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