Java SE 8 の Java Plugin サポートの終了について (Doc ID 2516777.1)

Last updated on FEBRUARY 07, 2021

適用範囲:

詳細

Java Runtime Environment (JRE) に含まれるJava デプロイメント・テクノロジー(Deployment Technology)の一部である Java SE 8 Plugin (プラグイン) は NPAPI です。 Java プラグインはブラウザで Java アプレット(Applet) を実行させることができます。2019年3月31日をもって、Java SE 8 Plugin (プラグイン)のサポートが終了しました。これは Java アプレット を使用するすべてのアプリケーションに影響があります。Java SE 8 は Java デプロイメント・テクノロジー の最終リリースです。これは将来のバージョンでJava Plugin が含まれないことを意味します。これにより事実上、オラクルによるJava Plugin および Java アプレット のサポートは終了します。Plugin (プラグイン) は将来の Java SE 8 から削除される可能性がありますが、現時点では予定はされていません。

今回のアナウンスは Java SE 8 Web Start のサポートには影響ありません。Java SE 8 Web Start (JNLP アプリケーション)は 2030年12月まで引き続きサポートされます。

より詳しい情報については以下を参照してください。

• Oracle Java SE サポート・ロードマップ
• <Document 1666060.1> サポートノート: Java SE デプロイメント・テクノロジ―のサポート・ライフタイム
• Java Client Roadmap Update
• NPAPI Plugin Perspectives and the Oracle JRE

アクション

Java アプレット を Java Web Start や他の実装に移行してください。

Migrating from Java Applets to plug-in free Java technologies と Java Network Launching Protocol (JNLP) へのJavaアプレットの移行 を参照してください。

FAQ

2019年3月を過ぎた後でも、アプレットは JRE 8上で使用し続けることはできますか？

2019年3月より後にリリースされる JRE 8 上において、オラクルはアプレットをサポートされるテクノロジーとはしませんが、現時点ではアプレットを実行するために必要なコンポーネントを削除するという計画はありません。アプレットに関するサービスリクエスト(SR)は、引き続き登録することができますが、Sustaining Support レベルのサポートになり、エスカレーションはできません。オラクルはアプレットの問題に対処できなくなるかもしれませんし、解決に非常に時間がかかる場合があります。アプレット・テクノロジーを使用中のお客様に期待されることは、積極的に他のデプロイメント形態に移行することです。アプレットを起動するためのテクノロジーは、2019年3月より後のリリースでも、移行の完了が遅れているお客様のために数か月は含まれます。アプレットを起動する機能はマイクロソフト社の Internet Explorer 11 でアプレットをサポートするAPIのサポートに依存し、そして Java SE 8 のいずれかのリリースで予告なしに削除される可能性があります。

どのブラウザのバージョンでアプレットのサポートを含まなくなりましたか？

Java SE 8 certified browsers によると,以下のバージョンでアプレット/NPAPI プラグイン のサポートがされなくなっています:

• Google Chrome 45+
• Microsoft Edge (all versions)
• Mozilla Firefox 52+
• Safari 12+

現時点で Java SE 8 のサーティファイ(動作保証)されたブラウザ(NPAPI プラグインがサポートされ、ベンダーによってフルサポートの続いている)は Microsoft Internet Explorer 11 だけです。  Oracleは他のブラウザでのアプレットの動作を想定していません。

私は Java SE 8上でアプレットを使用したアプリケーションを、JDK8 のサポートが終了する2030年12月まで継続する必要があります。何が選択肢になりますか？

Java SE 8 のサポート期間とだけ合わせる必要があるアプリケーションは、デプロイメント・メカニズムとしての Java Web Start を検討できます。 Java Network Launching Protocol (JNLP)へのJavaアプレットの移行 を参照してください。

私たちは Java Plugin に依存したOracleクライアントのアプリケーションを使用しています。Java Pluginのサポートが終了するにあたって、どのようなサポートの選択肢がありますか。

ご使用のアプリケーションの Java Plugin を使用しない選択肢のサポートを確認してください。通常 Java WebStart への移行パスなどがあるはずです。

アプレットを Oracle JDK 11 上で動作させることはできますか？

いいえ、Oracle JDK 11 は JDKとしてだけリリースされています。それは パブリックな Java Runtime Environment (JRE) を含みません。それはまた、Web デプロイメント・テクノロジー (Java Plugin, Java Web Start, Java Control Panelなど)を含みません。

Java 11 に移行する前に、アプレットを使用するアプリケーションを、Webベースでは無い手段への移行を検討をする必要があります。Java 11 には新しい jlink tool という、お客様のアプリケーションのために共に配布できる、小さく、独自のランタイム環境を作成する機能が含まれます。

2020-01-21更新：以前の JDK 8 のExtended Support の終了日は 2025年3月 でしたが、2030年12月までに更新されました。

[更新履歴]

2020/01/29 原文に合わせて ExtendedSupportの終了日を2025年3月 から 2030年12月に変更

2019/05/22 原文に合わせて文書の編集、FAQの追加
2019/03/13  本文書を公開

本文書利用上のご注意
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本文書は英語の文書（<Document 2511148.1>: 最終メジャー更新日2020年1月28日）の日本語翻訳版です。
英語の文書のメジャー更新に応じて本文書を随時更新いたします。 

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