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[マスターノート] データポンプ(DataPump) (Doc ID 2037147.1)

Last updated on DECEMBER 03, 2020

適用範囲:

Oracle Database Cloud Schema Service - バージョン N/A 以降
Oracle Database Exadata Express Cloud Service - バージョン N/A 以降
Oracle Database Exadata Cloud Machine - バージョン N/A 以降
Oracle Cloud Infrastructure - Database Service - バージョン N/A 以降
Oracle Database Backup Service - バージョン N/A 以降
この文書の内容はすべてのプラットフォームに適用されます。
本文書利用上のご注意
  本文書は英語の文書 <Document 1264715.1> (最終メジャー更新日: 2014年12月03日) の日本語翻訳版です。
  英語の文書のメジャー更新に応じて本文書を随時更新いたします。

詳細

本文書では、Data Pump 使用時に問題が発生した場合の解決に役立つ技術的情報について、以下のトピックで記載します:

コンセプト/定義
診断
一般的なソリューション
関連リソース

アクション

コンセプト/定義

Oracle Data Pump テクノロジーは、あるデータベースから他のデータベースへと非常に高速なデータやメタデータの移行を可能にします。Oracle Data Pump は以下 3つのパーツで構成されます:

• コマンドライン・クライアントである、expdp と impdp
• DBMS_DATAPUMP PL/SQL パッケージ (Data Pump API)
• DBMS_METADATA PL/SQL パッケージ (Metadata API)

Data Pump はサーバーベースのユーテリティで、従来の Export / Impor はクライアントベースのユーテリティです。Oracle Data Pump は従来の Export / Import の機能と互換性はありません。

Oracle Data Pump は NETWORK_LINK の機能を使って、2つのデータベース間でネットワークを介したダンプファイルを使用せず、リモートのデータベースからデータやメタデータの移行も可能です。

診断

このマスターノートは Data Pump の完全な診断ガイドを目的としたものではありませんが、次のようないくつかのキーとなる項目が含まれています。:

設定/構成/構文

Data Pump を実行するには権限が必要です。最小要件についての詳細は <Note 1745662.1>を参照してください。処理の進捗や、完了、発生したエラーに関する全てのメッセージは Data Pump LOGFILE パラメータを使用してログファイルに書き込まれます。このログファイルは Data Pump で問題が発生した際にまず確認すべきものとなります。

文書化されていないパラメータ METRICS=y を含めることも可能です。これにより、オブジェクトの数やその処理時間について追加のログ情報がログファイルに書き込まれます。

ログファイルに出力されたエラーメッセージが即 Data Pump job での失敗を示すものではありません。警告メッセージや情報といった出力も行われます。例えば、オブジェクトが既に存在するというメッセージは、オブジェクトはスキップされます。このケースでは、必要に応じて、IMPDP コマンドパラメータでスキップされたオブジェクトを再作成するか、既に存在するオブジェクトにデータを append するかを調整します。

関連リソース:

<Note 1738093.1> [DataPump] DIRECTORY パラメータについて
<Note 1740604.1> [Datapump] DataPump ユーティリティ EXPDP/IMPDP の再作成方法

Oracle ナレッジ・ベースで "how to datapump" というキーワードで様々な How To 記事を検索すると、一般的に必要な Data Pump job のパラメータの構文が確認できます。

場合によっては、EXPDP や IMPDP ユーティリティのパフォーマンスは従来の EXP / IMP ユーティリティより遅くなる場合もあり得ます。

長時間実行している Data Pump job をトレースして、どこがボトルネックか、パフォーマンスの問題が発生しているかを調査するには <Note 2313576.1> を参照してください。Data Pump は処理をパラレル化することが可能ですが、job が従来の EXP / IMP ユーティリティよりも必ずしも早くなるというわけではありません。パフォーマンスの向上の詳細や Data Pump のパラレル度の制限については、<Note 2147515.1> を参照してください。

キャラクタ・セットおよび互換性の問題

従来の EXP / IMP ユーティリティとは異なり、Data Pump はターゲットデータベースへ適切な変換を確実にするためにソース・データベースのキャラクタセットを使用します。変換プロセスでキャラクタが適切に移行されない事象は発生し得ます。

<Note 2558401.1> インポート/エクスポートにおける NLS の問題 - よくある質問と回答
<Note 457526.1> Possible data corruption with Impdp if importing NLS_CHARACTERSET is different from exporting NLS_CHARACTERSET
<Note 436240.1> ORA-2375 ORA-12899 ORA-2372 Errors While Datapump Import Done From Single Byte Characterset to Multi Byte Characterset Database
<Note 2364786.1> エクスポート/インポート データ・ポンプのパラメータ VERSION - 異なる Oracle バージョン間のデータ・ポンプの互換性
<Note 864582.1> Examples using Data pump VERSION parameter and its relationship to database compatible parameter

パフォーマンスの問題

Data Pump が予想よりパフォーマンスが遅いということがあります。このようなパフォーマンスの事象を調査する場合は、まず初めにData Pump ユーティリティ以外の要因を排除することが重要です。データベースの全体的なパフォーマンスが遅いですか?そうであれば、Data Pump job が遅いのはこれが根本問題となり得ます。サーバーで全体的なパフォーマンスが現在影響を受けていますか?この場合もまた、Data Pump job はサーバーの CPU やメモリの問題の"犠牲者" となり得ます。

CPU 利用や Operating System のメモリ使用のボトルネックがあるかを判断します。時には、これらのリソースの圧迫がページングの問題となり、これが Data Pump のパフォーマンスの問題の根本問題となり得ます。

この領域の調査は platform 毎に異なります。サーバーレベルでの解析は OS管理者と確認してください。

データベースレベルでは、AWR や ADDM といったツールでパフォーマンスの情報を調査します。AWR ツールに関しては <Note 748642.1> を参照してください。


<Note 1715958.1> は latch の競合についての記載です。

パフォーマンス問題が Data Pump ユーティリティに絞り込まれたら、以下の記事を参照してください。

<Note 1551381.1> DataPump Export (expdp) と Import (impdp) におけるパフォーマンス低下のチェックリスト
<Note 1746715.1> [DataPump] ACCESS_METHOD パラメータについて
<Note 457526.1> Possible data corruption with Impdp if importing NLS_CHARACTERSET is different from exporting NLS_CHARACTERSET
<Note 227332.1> NLS considerations in Import/Export - Frequently Asked Questions
<Note 436240.1> ORA-2375 ORA-12899 ORA-2372 Errors While Datapump Import Done From Single Byte Characterset to Multi Byte Characterset Database
<Note 2364786.1> エクスポート/インポート データ・ポンプのパラメータ VERSION - 異なる Oracle バージョン間のデータ・ポンプの互換性
<Note 864582.1> Examples using Data pump VERSION parameter and its relationship to database compatible parameter

一般的な問題

<Bug 5239417> EXPDP WITH METADATA_ONLY DOES NOT EXPORT PROGRAM ARGUMENTS (enhancement request).  <Note 459405.1> DataPump Export and Import With Parameter METADATA_ONLY Do Not Take Scheduler Program Argumentsを参照ください。
<Bug 7362589> は 11g でデータベースに存在するオブジェクト数に比例して、少しのオブジェクトをエクスポートする際に、パフォーマンスが非常にスローダウンする問題です。
<Bug 8845859> は 11g の partition のエクスポートのパフォーマンスの問題です。<Note 1050907.1>を参照してください。
<Note 812864.1> は 10.2.0.4 より前のバージョンで REMAP_SCHEMA を使用した場合の問題です。
Data Pump は 10g で索引構成表 (IOT: Index Organized Table) オブジェクトが存在する場合に TABLE_EXISTS_ACTION=TRUNCATE を使用すると遅くなりますが、これは想定された動作です。詳細について<Note 780784.1> を確認してください。
10.2.0.4 より前のバージョンでは、Data Pump export で ローカル・ドメイン索引(local domain index) の グローバル索引(global index) が失われます。<Bug 5152232> は <Note 781759.1>として文書化されています。
Data Pump と索引のパラレル処理については <Note 402511.1> でどのように動作するか説明しています。
フラッシュバック・アーカイブ表(Flashback archive table) のエクスポートは ORA-1426 エラーが発生します。<Note 2031974.1> を参照してください。

関連リソース

Community: Database Utilities

 

[更新履歴]
2015/07/28 本文書を公開

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