EAR9.2: FSCM 9.1のコードに存在していた結合が削除されたことにより売掛金更新がステップAR_PGG_SERV.CCOFFST1.CF_LOOPでパフォーマンス劣化が発生する
(Doc ID 2639964.1)
Last updated on MARCH 03, 2020
適用範囲:
PeopleSoft Enterprise FIN Receivables - バージョン 9.2 から 9.2 [リリース 9]この文書の内容はすべてのプラットフォームに適用されます。
現象
問題:
PeopleSoft Enterprise FSCM 9.0からFSCM 9.2へアップグレード後、
大量の入金グループ(70以上のグループ)を転記するために売掛金更新(アプリケーション・エンジン・プログラム AR_UPDATE)を実行すると、
パフォーマンス劣化が発生することを見つけました。
トレースファイルの解析を行った際、下記のステップにおいてパフォーマンス劣化が主に発生していることを確認しました。:
- アプリケーション・エンジン・プログラム、セクション、ステップ: AR_PGG_SERV.CCOFFST1.CF_LOOP
FSCM9.0では、下記のようにこのステップAR_PGG_SERV.CCOFFST1.CF_LOOPでは標準の結合が行われていました。:
AND R.BANK_SETID = B.SETID
AND R.BANK_CD = B.BANK_CD
AND R.BANK_ACCT_KEY = B.BANK_ACCT_KEY
しかし。FSCM9.2では、その結合処理は以下のコーディングに更新されていました。:
AND R.BANK_SETID = %Bind(PGG_RECORD_AET.BANK_SETID)
AND R.BANK_CD = %Bind(PGG_RECORD_AET.BANK_CD)
AND R.BANK_ACCT_KEY = %Bind(PGG_RECORD_AET.B.BANK_ACCT_KEY)
結合がバインド変数に置き換えられ、プログラムにて多数の行をループする原因になったように見受けられます。
再現手順:
1.- 複数の入金ワークシートを作成し、それら全ての転記アクションをバッチ標準に設定します。
2.- 売掛金更新を入金オプションを選択して実行します。
3.- 売掛金更新の完了に時間がかかり、ステップ AR_PGG_SERV.CCOFFST1.CF_LOOP にて長時間スタックしました。
現在の結果:
パフォーマンスが72の入金グループに対して6時間以上かかるレベルにまで劣化した。
これにより他の必要な日次プログラムにおける後続の処理を止め、業務に影響を及ぼす。
期待される動作:
標準提供された売掛金更新のアプリケーション・エンジン・プログラムは全ての入金グループの処理を
パフォーマンス劣化が発生することなく適切な時間で処理が行われる。
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