最新のUnbreakable Enterprise Kernel (UEK) 4.1.12-103.* を用いると、Siebel Server や他のアプリケーションが正常に起動できません。
(Doc ID 2319827.1)
Last updated on FEBRUARY 04, 2019
適用範囲:
Siebel CRM - バージョン 15.0 [IP2015] 以降Linux x86-64
現象
Oracle Linux 7.xや6.xの新しいバージョンでは、カーネルとしてUEK 4.1.12.xを使用できます。
これを最新のカーネル (10/20/2017時点で4.1.12-103.7.3.el7uek.x86_64)にアップグレードすると、Siebel Serverが正しく起動しなくなります。動作としては以下のいずれかのようになります。
1) start_server スクリプトがいつまでも完了せず、Siebel Server用のsiebsvcプロセスが生成されません。
2) start_server スクリプトは完了し、Siebel Server用のsiebsvcプロセスが生成されます。しかしながら他の子プロセスが生成されません。start_serverよりも前にシステムモニターが起動されていた場合、siebsvcの状態が「割り込み不可」と表示されます。
いずれの場合も、以下のような他の問題も発生します。
- ターミナルウィンドウが開始できません。
- psコマンドが完了しません。
- poweroffコマンドが効かない可能性があり、ハードウェア自体のリセットが必要になります。
この事象はIP2017, IP2016, IP2015などの複数のSiebel バージョンで確認されています。それ以外のSiebelバージョンについてはテストされていませんが、同様の問題が発生すると考えられます。
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